October 2008

October 22, 2008

熱戦

 結局、退院したのは20日(月)。そして、昨日から仕事に復帰。まだ、唇やあごに痺れが残っているけど、あとは時間が解決してくれるのを待つのみ。

 19日の日曜日。この日は朝早くから目覚めてしまったので、すぐにsportdigital.tvでのブンデスリーガを観戦。それも、立て続けに3試合連続で
フレンスブルグ対ドルマーゲン、レムゴ対ハンブルグ、ノートホルン対マグデブルグ。

 中でも一番の注目は、レムゴ対ハンブルグ。レムゴは首位キールと得失点差の2位。首位争いから後退できない大事な一戦になる一方、チャンピオンズリーグ出場チームながら10位と波に乗れないハンブルグは、例えレムゴのホームであっても、これ以上負けられないところまで追い詰められており、熱い試合になるのは間違いないこの一戦。

 試合開始から11分経過してもまだ両チームのスコアが2−2とロースコアの展開。レムゴのリヒトライン、ハンブルグのビッターのドイツ代表GKの好セーブで、一時、膠着状態となる場面もあったけど、ハンブルグのポスト、ジル弟の活躍でハンブルグがリードして試合が進む。

 前半の山場は、ハンブルグのジル兄が一発レッドカードが出た場面。レフェリーはアドラー/アドラーペア(ドイツでは3番目、4番目評価のレフェリー)。レムゴのベヒトロフが速攻で走っており、パスを受けドリブルをしてシュート体勢に入ろうとした瞬間のこと。ドリブルしたボールを両手でキャッチする瞬間を斜め後ろからジル兄がそのボールを弾こうとしたが空振り。そのとき、意図的ではないものの、ベヒトロフの足にジル兄の足が引っかかり、ベヒトロフはシュートが打てず転倒してしまった。

 7Mスローの指示のあと「ピッ、ピッ、ピッ。」両レフリーが駆け寄り、短い話し合い。お互い頷きながら、パンツの後ろポケットに手がかかる。ハンブルグベンチが「Nein!」と両手を広げながら、その短い瞬間に、レフェリーが下すであろうジャッジを感じ取り、もう抗議。ジル兄に向かってレッドカードが掲げられる。そこから、レムゴが盛り返したものの、前半はハンブルグが14−13でリードし折り返す。
 後半もハンブルグのペースで進む。やはりここで感じてしまうのが、ハンブルグの選手層厚さとレムゴのバックプレーヤーの攻め手の無さ。

 レッドカードのジル兄に代わって入ったのが元ドイツ代表のグリム。ゲームメイクには何ら影響はなかったし、両脇のラツコビッチやマーシン・リイェスキー、クリストフ・リイェスキーも迫力十分。ポストのジル弟と上3人が絡まって攻め手が多彩。しかし、レムゴのフローター陣は、というと代表のカウフマンが今ひとつで前半の前半でベンチに下げられ、またクラウスやへールマン、そしてハンガリー代表のモクシャイも単発的なミドルシュートで、どうも連動性がない感じ。監督のバウアーが前半終了したときに、腕を組んでコート上を眺めていたけど、実は「攻め手がない」ってことを感じていたんじゃないかなあって思う。
 それでも、やはりレムゴも意地を見せる場面もあり、試合は残り5分までは両チームの負けたくないっていう気持ちがとても伝わってくる試合だった。やっぱりそういう試合って面白い。結局ハンブルグが34−30勝ち。現状では、ハンブルグの方が力は上なのはどう見ても明白。特にジルのポストプレー、体の使い方には何度も唸らされた。この試合MVPはジルだな。レムゴはここまで、比較的格下相手(同格はラインネッカーのみ・・・ん〜マグデブルグもか)の試合が続いていたから、ここからが本当の勝負だろう。ここから17節までキール戦以外は取りこぼさずに行かなければならない。果たしてどうか・・・

 そのあとのノートホルン対我がマグデブルグ。結果から言うと、こちらは28−28の引き分け。マグデブルグとすれば、ゲストで乗り込み勝ち点1を上積みできたので上出来なのかもしれないけど、この試合のノートホルンの出来は相当悪かった。それにお付き合いしてか、再三のチャンスを自ら手放しているかのような試合展開で、見ていてイライラする内容。前半が18−17でノートホルンがリードで折り返して、結果28−28。後半のスコアは10−11。スコア的には競ってるはずなのに、全然盛り上がらない。ゴールキーパーの好セーブもあるんだけど、パスミスやシュートミスが両チームに多くて、久しぶりの「凡戦」って感じでガッカリ。ゲストでも十分勝てる可能性があった試合を自らの手放してしまった感じの試合でもったないない。やっぱり、こういう試合を確実にものできないマグデブルグは上位に食い込むのは難しい。

 やっぱり今シーズンは、キールとフレンスブルグの争いだ。この2チームが抜けてるな。

 と、怒濤の3試合連続観戦で気がつけば朝が昼に変わってた。さっき朝食食べたのにもう昼ご飯。

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 20日(月)、退院して帰宅。色々用事を済ました後、実は週末のブンデスリーガよりも楽しみにしていたのが、チャンピオンズリーグCグループ、FCバルセロナ対THWキールの試合。

 決勝トーナメントの準決勝や決勝でもいいくらいのこのカードが予選リーグで行われた。

 まずは、バルセロナのホームでの第1戦。試合は両チーム一進一退の攻防が続き、とても面白い試合展開。さすが世界一を争う両クラブの試合。選手各々の個人技のレベルも高く、チームとしてのまとまりもあり、見ていて本当にワクワクする。

 ただ、意外だったのは・・・前半からキールが優勢に試合を進めていた点だ。とは言っても前半終了時点で15−15だったんだけど、やはり後半に入りキールが突き放す43分で4点リード。
 
 そこでたまらずバルサがタイムアウト。キールに傾いた流れを断ち切り、そこからバルサが4点差を詰めて同点に。時間は47分。監督のギスラソンが、どこでタイムアウトを取るか、興味津々で見ていた。ここで取るか、それともここを我慢し、この後訪れるかもしれないゲーム最大の山場で使うか・・・。

 ギスラソンは勝負に出たんだと思う。この同点、残り13分のところでタイムアウト。そのタイムアウトのタイミングがどんぴしゃり!ここからまたキールが3点差つけ突き放す展開に。さすがに、この展開には見ていて驚いたし、ゲストにもかかわらず突き放していくキールは強かった。一方のバルサは、後半攻め手を欠いていたように思う。セットの攻めでも全体の動きがなく、足が止まったせいで単調な攻撃になってしまった。

 終盤にはキールのツァイツがまたまたお騒がせプレーを披露。バルサの(確か)ネデスボーが体当たりみたいなチャージングでツァイツにぶつかり、キールのフリースロー。ボールは素早くスローされ展開していたが、もつれて倒れていたネデスボーが立ち上がり、戻ろうと走り出したときに、ツァイツが意図的に足を出してつまずかせ、転ばせる行為に。もつれていた二人が不穏な空気を醸し出していたから、それを見ていたバルセロナベンチが大騒ぎし、数名がコートの中に入っていく場面も。ツァイツは2分間退場の処分。ホント、キレたらすぐに反撃しちゃうツァイツは、今年のチャンピオンズリーグ決勝での「ひじ鉄事件」の反省なんか全くしちゃいないな。勝っていたからいいようなものの、その退場が原因で負けたらどうしてくれるんだって話だ。

 試合終了5分前にはキールが5点リード。残り時間でどうにもならないと感じた観客たちは、ぞろぞろ帰り出す。

 やっぱりここがスペインだよな〜。ブンデスリーガの試合で、ホームのチームが負けていても、こんなに大勢がぞろぞろ帰る場面なんて見たことない。スペイン人とドイツ人の違いがはっきりと感じられて面白かった。

 キールはこれでさらに勢いがつくだろう。やっぱりカラバティッチもこの間のベルリン戦でかなりの復調を見せていたけど、この試合でも7得点。また、2回ほど退場を取るプレーもあったし、「全開」だった。ここまでのブンデスリーガの試合も、全てこのバルサ戦に照準を当てて調整しつつ戦ってきたのでは、と思わせる試合内容だった。素晴らしい内容だったように思う。

 やっぱり、チャンピオンズリーグは面白いなあ

 
 
 

 
 
 

wunderbar_handball at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)ブンデスリーガ | チャンピオンズリーグ

October 15, 2008

登り調子↑

 10日の手術から4日が経ち、徐々に良化。本当は今日退院予定だったんだけど、退院できるところまでには至っておらず、予定が今週の金曜日に変更・・・。

 それでも、やっと今日、片側の奥歯を噛み合わせることができたので、ご飯を噛んで食べることができたのは、かなりの前進。普段、当たり前に物を噛んで食べてるけど、ここ数日間、噛めないつらさを味わってきただけに、時間はかかったけど噛んで食べることができた

 痛みもかなり引いてきたけど、朝方4時半頃痛くて目が覚め、痛み止めを2錠のみ、そして夕方の4時頃にまた、痛み出したのでまた2錠飲んだ。痛み方も数日前よりはよくなってきているけど、痛み出すとじわ〜っとした嫌な痛みで、薬を飲まずにはいられない感じ。

 腫れは2,3日前がピークで、自分で自分の顔を鏡で見て思わず笑ってしまうくらい腫れた。宍戸錠を通り越して、踊れない芋洗坂係長(可愛くいえばムーミン)だった。特殊メークとしか考えられない腫れように、「このままだったらどうしよう・・・・。」ってちょっと焦った。
 でも昨日から少しずつ腫れが引いてきて、また、「宍戸錠」に。膨らんだ風船が萎んでいくような具合だ。

 喉の痛みもほとんど消えた。あとは金曜日の抜糸までどうなるか・・・。


 さて、ブンデスリーガの話に。各チーム7〜8試合を終了したところ。

 昨夜は第9節で1試合だけ、キール対ベルリンの試合が行われた。個人的にも昨シーズン、ベルリンのホームで行われたこのカードの結果が結果だっただけに、注目せずにはいられない試合。おまけにベルリンは前節ハンブルグとゲストにもかかわらず引き分け、勢いづいている状況。

 その試合を今日は、見てたんだけど、前半は色々な意味でとても勉強になるというか、お手本になる試合だった。

 まずは、審判。担当はレンメ、ウルリッヒ。やっぱりこのペアから学ぶことって多いと思う。ファール、段階罰の基準がわかりやすい。単純なファール、イエローカード、3枚のイエローを使い切っていない状況での「一発の2分間退場」。
 試合開始からサクっとカードを出す。えっ?いう顔をするどころか、選手自ら手を挙げる場面も。それって、選手も自分で自覚してるっていうか、カードに納得しているってことだ。それがいくつも見られるのが、やっぱりこのペアへの選手たちの「信頼」にも感じる。
 また、試合開始3分、ベルリンのゲーデがキールのカラバティッチに対するアタックに対し、コートレフェリーのウルリッヒが一発2分間退場。見ていて納得のジャッジだった。なかなか、試合始まってすぐに「一発退場」って出しにくいものだけど、やっぱりきちんとした基準を示して、「それは退場だよ。」ってメッセージをきちんと伝えてる。
 その他には、キールのポストプレーヤー、アルムがディフェンスが掴んでいるのを振り切ってシュートを放ちゴールしたシーン。これもゴールレフェリーだったウルリッヒがエリア内に着地のジェスチャーをしながら、7Mの判定をした場面。そのまま、得点でもいいような「着地具合」なんだけど、「え〜っ」って顔したアルムに何なら言葉を交わしたところだ。もちろん何て言ったかわからないけど、不満に思う選手とコミュニケーションを図っているのがジャッジに対するストレスを選手が溜めない工夫だ。
 その7Mのあとにすぐ、ベルリンの攻撃でポストシュートの場面。エリア内でのシュート、「着地」に見えたんだけど、ゴールレフェリーのレンメはゴールインに。自分の立っている裏側でシュートを決められたカラバティッチが、おそらく「エリアの中に入っているじゃないか〜」みたいなことをレンメに対してかなり激しい口調で言ってたんだけど、それに対してイエローカード
 きちんとした基準を示す、毅然とした態度、選手やベンチとのコミュニケーション、そして一つ一つのプレーを丁寧にジャッジする。
 ハンドボールって一瞬のプレーでいろんなことが起こっちゃうから、ついつい大雑把にジャッジしてしまいがちなんだけど、そうなると試合がぐちゃぐちゃになってくるんだよなあ。
 試合を見ている人や選手、ベンチに対して丁寧さの意図が伝わるジャッジって凄いよなあ。

 選手のプレーにも教科書のようなプレーがたくさんあった。どうディフェンスを引きつけてポストにボールを落とすか。ただ力任せのシュートなんかは子どもたちには参考にならないけど、パスの落とし方、バックプレーヤーの走り込む位置やポストプレーヤーの位置取り、こういうプレーをたくさん見ていれば、自然とプレーのイメージが頭の中に入って、教えなくてもできたりするんだろうなあって思う。
 キールの速攻の走りやパスつなぎ。今シーズン、キールの試合を見た中では一番のできだったように思う。パスの速さ、どこに出すべきか、どこに走るべきかの判断の速さ、それが展開の速さのもと。パス3本以内でシュートまでもっていける動きは、本当に素晴らしかった。
 クラインのサイドシュート。高く跳んで、キーパーと自分が落ちる瞬間にしゃくり上げるシュートが鮮やかだった。

 前半はキールがベルリン相手に本気になっているのがわかる試合だった。そんなキールに必死に食らいつくベルリンもなかなかしぶとかった。

 試合は前半4点差で折り返したものの、後半の立ち上がりからエンジン全開のキールがあっという間にベルリンを突き放し、10点差になってしまった。なので後半は前半のような緊張感はなく試合が進んだので、ベンチでギスラソンがちょっとイラッとしている表情が見られた。
 
 何よりこの試合、カラバティッチがゴールに向かっていく動きがとても多かったし、4得点に終わっているけどそれ以上の「貢献」があったように思う。シーズン開幕から体調があまりよくなかったようだけど、昨日の試合を見ていて「いつも」のカラバティッチに戻ったように感じる。間違いなく上り調子だ


 そーいえば、水泳の日本チームのヘッドコーチに平井伯昌氏が就任しましたね〜。水連も「指導者としての実績」を認めざる終えない状況に追い込まれたんだろうけど。そんな指導者としての実績を世の中に認めさせた平井氏って凄い人だ。詳しくはまた今度

 



 



 

 

wunderbar_handball at 20:40|PermalinkComments(2)TrackBack(0)その他 | ブンデスリーガ

October 11, 2008

強敵

 何とか生きております、このワタクシ・・・・。ただ今、完全に宍戸錠になっておりますそれも時間を追うごとに、「ジョウ度合い」が高まっております。

 昨日は、午後から手術の予定。1時から他の患者さんが入っているから、2時半過ぎごろかなあと思って、気を紛らわせるために9月27日のノートホルン対ラインネッカーの試合を見ていた。

 すると、不意打ちを食らわせるがのごとく、1時半過ぎに看護婦さんがやってきて「手術室に入りますよ〜。」って

 あわてて歯を磨き、口の中を消毒し、手術気に着替えた。また、そんなときに限ってトイレに行きたくなったり

 看護婦さんと歩いて、手術室へ。物心ついてから初の手術室。中にはいると、キノコみたいなのをかぶったスタッフがたくさんいて、さらに部屋がいくつかに分かれていた。

 「2番に入ってください。」と言われ、キョロキョロしながら歩いていくと、1番の部屋では、おじさんが横たわって手術中
 当たり前なんだけど「すげ〜手術してる!」とドキドキ。看護婦さんの後について2番の入り口の前に立つと、看護婦さんが足先を壁の下のスイッチらしきところに足を当てると、自動の扉がオープン。「すげ〜、テレビと同じだ!」

 そして、手術台に自ら上がり、横になった。

 すぐに、麻酔科医がやってきて「麻酔入れますよ〜すぐ眠くなりますからね〜。」
と言われたが、「そう簡単にやられてたまるか」と思った瞬間、眠ってしまった。

 それから3時間後。

 声をかけられ、目が覚めると病室に戻っていたんだけど、目を開いたとき、間違いなく直前まで見ていた、ノートホルン対ラインネッカーの試合を夢の中で見ていた

 口の中からは血の固まりが、何度も出てきた。まるまる24時間物を食べてないので、差し入れてもらったゼリーとチョコレートを3粒、夜中に食べた。

 そして今日の朝、目を覚ますと顔に痛みがあったので、すぐに痛み止めの薬を飲む。

 その後、手術した先生の診察。先生の話では、左下の親知らずがアゴの骨に深く埋まり、おまけにすぐに砕けてしまう歯で、取るのにかなり時間がかかってしまったそうだ。通常10〜15分で取れる歯が1時間近くかかり、途中、取り出すのに断念することもも考えたけど、骨髄が流れ出すくらい骨を削って、全部取り出したそうだ。先生曰く、「こんなひどい手術したの初めてです。」って

 今は痛み止めがないと、顔が爆発しそうなくらいの痛みがあるけど、痛み止めを飲むとたちまち痛みがなくなる。鎮痛剤なんて飲んだことなかったけど、その効き目に驚き

 鼻から器官へ挿管し、局所麻酔のせいで喉がものすごく痛かったけど、今は少し楽になった。麻酔にしても、手術にしても、薬にしても今の医学ってすごいよなあ。

 これが大昔だったら、自分は痛みに耐えられたんだろうか・・・・



hansukeさん
 メールありがとうございます。今後、HSVがどこまで持ち直してくるか、そしてチャンピオンズリーグに期待しましょう

yukiさん
 コメントありがとうございます。何とか生きてますよ〜。僕は「モンブラン」は高級すぎるので、ファーバーカステルのボールペンを買ったことがありますよ〜

ぴーさん
 また、明日。瑛太じゃなくて宍戸錠になっちゃいました


  
 普通に物が食べられることって、ありがたいことなのはわかってるつもりだけど、改めてそれを痛感する日々です

 





wunderbar_handball at 19:18|PermalinkComments(2)TrackBack(0)その他 

October 02, 2008

レフェリーはつらいよ

 今日はマニアックな話題。9月24日にIHFから「IHFレフェリーリスト2008−2009」が発表された。47の国から71ペアがリスト入りし、日本からは2ペア。ちなみに、IHFの公式サイトを見ると、英語表記では「ペア(pair)」じゃなくて「カップル(couple)」っていう表現になっている。厳密な言葉の意味やその違いまではわからないけど、日本でカップルというと「男女」のイメージが強いから、ちょっと違和感を感じるのは自分だけ?ドイツ語では「ゲシュパンネ(Gespanne)」になってる。
 
 併せて2009年世界選手権を吹く、16ペアも発表され、ドイツからはオリンピックの男子決勝を裁いたレンメ/ウルリッヒがエントリー。アジアからは昨年の北京予選豊田大会で日本対クウェートを吹いたイランのカラバスチ/コラドウザン。

 日本では、審判が表だって話題になることってあまりないよなあ。

 インターネット、テレビ、新聞などなど、単純にスコアだけの掲載をのぞいてどのスポーツもそうだけど、試合の結果とともに誰が「審判」だったかって、ほとんど扱われない。新聞に大きく取り上げられる野球やサッカーなんかでさえ、日時、場所、観客数に加えて、その試合での選手の様々なデータ、スタッツみたいなものが掲載されたりするけど、「誰がジャッジしたか」って掲載されない。
 
 きっと、日本人のスポーツに対する考え方なんだろうけど、どんなに素晴らしい選手が集まり、素晴らしいスタジアムで、何万人の観衆が見に来ても、審判がいなかったら試合は始まらないし、当然成立しない。場所があって、選手たちがいて、審判がいて試合が成立する。
 勝敗を決するのは選手たちのパフォーマンスが一番なのはもちろんだけど、審判が下すジャッジが勝敗を決する、そんな大切な役割を担っている割には、「扱い」や「地位」は低くすぎないかって気がする。妙に「裏方役」扱いなんだよな〜。
 
 例えばドイツ協会のサイトを見ていると、写真入りで「審判の話題」がけっこう掲載される。今回の世界選手権に関する記事もそうだけど、その他にも審判を引退するときには、そのことが話題になったり、どの大会に誰が派遣されるって記事が頻繁に出る。
 その他にも各クラブのホームページには、試合の結果や誰が何点入れたのかっていう結果が掲載されていたりするけど(日本でスコアシートのようなものではなく)、どの情報にも「誰がジャッジしたか」は必ずと言っていいほど載っている。

 ドイツ語では「審判」は「schiedsrichter(シーズリヒター)」。長いから、話すときは「schiri(シリ)」って言うことが多い。

 →例えば
Bördelandhalle Magdeburg (Zuschauer: 4465)
Schiedsrichter: Ralf Damian, Frank Wenz
 
てっところなんだけど、
ベルデラントハレ マグデブルグ(観衆:4465)
審判:ラルフ・ダミアン、フランク・ヴェンツ
ってな具合に。誰が審判したかっていうことを知りたい、っていう人も多いんだろうけど、それ以前に「審判がいて試合が成り立っている。」ってことを表しているように思う。

 何でこんなにムキになって書いているかというと、やはりこの間のヴェッツラー対フレンスブルグの試合を見て、改めて審判の役目は重要だと感じたし、何より大変な役割を担ってるって思ったからだ。
 レフェリーの「ジャッジ」に観衆や選手、ベンチは常に「反応」する。フリースローをジャッジしたって、一方のベンチは「チャージングだろう!!」とキレまくり、もう一方のベンチは「ライン内防御じゃないか!!!7Mだろ!!」とキレまくる。ブンデスリーガの審判なんて、選手やベンチに加えて何千人もの人に、「おまえのジャッジはおかしい!」っていうメッセージを送られることなんか日常茶飯事。おまけに、この間の試合なんか、選手にドつかれ、逃げまどう始末。

 精神安定剤と抗うつ剤、何錠飲んでも足りないよなあ

 土曜日からは、北海道学生リーグの審判。心の病にかからないようにしないと
 

wunderbar_handball at 22:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)レフェリー 
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