April 29, 2008

サルも木から落ちかかる。

 ブンデスリーガも残すところ3節となり、優勝争いは首位のTHWキールと勝ち点1差で2位のSGフレンスブルグが最終節までもつれそう。しかし、チャンピオンズリーグ連覇を目指すキールが取りこぼすことは考えにくく、勝ち点「1」の差が分厚い壁となりフレンスブルグの前に立ちはだかっている。

 また、降格争いも4チームに絞られた。下位2チーム(18位、17位)が自動降格、16位のチームは2部の南地区、北地区2位のプレーオフ勝者と入れ替え戦を行う。現在のところ、15位GWDミンデン(16点)、16位TUSEMエッセン(15点)、17位TuSネッテルシュテッド−ルーベッケ(14点)、18位ヴイルヘルムスハフェナー(13点)とこちらも最終節までもつれそう。

 ついでにブンデスリーガ2部も。北地区は、首位シュトラールズンダーHVと2位アイントラハト・ヒルデスハイム(今季1部から降格)が勝ち点1差で昇格を争う。一方、南地区は、TSVバイヤードルマーゲンが2位のHSGデュッセルドルフを大きく引き離し、首位を独走。1部昇格を決めている。


 いよいよ日曜日(4日)に迫ったチャンピオンズリーグファイナルに臨むTHWキール。27日には、今季1部に昇格したフュックス・ベルリンとの対戦で、ベルリンのマックスシュメーりンヒハレに乗り込んだ。

 12位のベルリン相手に、いくらゲストといえどもキールが勝ち点を逃すとは到底考えられない。ブンデスリーガの上位数チームから中位、下位のチームが勝ち点を取ることは至難の業だ。

 試合が始まると、予想通りキールが確実にゴールを積み重ね「0:4」でキールがリードする。ベルリンはキールのディフェンスを明らかに攻めあぐねていた。それでも、ベルリンのGKシュトーヘルが好セーブを連続し、前半は「11:13」とロースコアで折り返す。

 後半が始まり、そこから試合が大きく動き出す。キールのシュートをことごとくセーブするシュトーヘル。ベルリンは、その勢いを得点につなげ40分過ぎまでに何と「19:14」とキールから5点のリードを奪う

 48分には「24:18」と6点差に広げ、「もしや・・・」と思わせる時間帯に入る。そこから、キールも必死に追い上げを見せ、58分に「25:25」と同点に。そこからベルリンが勝ち越しのゴールで「26:25」で残り、1分数十秒。その後すぐにキールは、50分過ぎから出場していたシラーギが得点し「26:26」。残り50秒からベルリンの攻撃。試合終了10秒前に放ったサイドシュートは、オーメイヤーに変わりこれまた途中から出場していたアンダーソンがセーブ。そのボールを拾ったキールのキム・アンダーソンにベルリンのヴィルジンスキーが背後からボディーアタックをかまし、一発でレッドカード。

 これで、ベルリンの勝ちはなくなったが、それでもベルリンにとって「引き分け」なら勝ちに等しい勝ち点1。残り6秒。会場が騒然とする中、キールは7人攻撃。赤い「穴あき」シャツを着たロフグレンがコートに入る。レフェリーの再開の笛から、フリースローのキム・アンダーソンがカラバティッチに長いパス。そしてカラバティッチからシラーギにパス。シラーギは11Mからシュートを放つ。ボールはGKシュトーヘルの手前で大きく弾み、沈んだシュトーヘルの頭の上を通り抜け・・・・ゴールの中にゆっくりと吸い込まれたところで終了のブザー。喜ぶ3000人のキールファンと選手たち。がっくり7000人のベルリンファンと選手たち。

 ただ、ベルリンの選手たちはキール相手にあと一歩まで追い詰めた満足感が漂っていた。一方、勝ち点2を絶対に落とすことができなかったキールは大喜び。引き分けなら得失点差で首位を明け渡すところだっただけに、この試合の勝利は大きい。

 この試合のポイントは、まずベルリンのGKシュトーヘルのスーパーセーブ連発。何と24本のシュートをセーブした。そのうち7Mスローも8本中4本セーブ。やはり、強いチームに勝つならば、GKのスーパーセーブが必要だと感じさせた。

 一方でキールの方は、ヘッドコーチのゼルダルジッチの的確な采配に脱帽。48分で6点差になったころから、選手を入れ替えたが、それがずばり的中。特に、シラーギは同点、逆転のシュートを決めていたし、終盤にはGKのアンダーソンが好セーブを見せた。この15年間、キールは10回の優勝。その全てがゼルダルジッチが率いての優勝だから、まさに「マイスタートレイナー」だ。と、同時にキールの控え選手の贅沢さ、層の厚さを感じずにはいられない。

 明日30日は、5位のノートホルンをホームに迎えてのゲーム。この試合を乗り切れば、残りの2試合はゲッピンゲン、ヴェッツラーと勝ち点を落とすことは考えられない。前半戦のノートホルン戦は、負けているだけにホームで「お返し」したいところであろう。

 2年連続3冠制覇がいよいよ近づいてきた

wunderbar_handball at 23:18│Comments(2)TrackBack(0)ブンデスリーガ 

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この記事へのコメント

1. Posted by yuki   May 02, 2008 13:59
 こんにちは!
 タイトルですぐにわかりました、あの試合のことだって!
 オンタイムで見ていましたが、色々な意味で見ごたえ
ありましたよね。まさに落ちかかっていました・・・(苦笑)。

 それでも持ち直すところがキールだなって思います。
 ルフトのファイナル4も、会場の雰囲気から何から今日
はハンブルグがいくかもって勢いで、前半終えていたの
です、しかし・・・強いですわ、キールは。

 と、思わず熱く語ってしまいました。
 あちらのを見ると、つい熱くなりますよね(笑)?
2. Posted by wunderbar!   May 03, 2008 17:13
yukiさん

 書き込みありがとうございます

 ブンデスリーガの会場の雰囲気は、「熱く」させますよね。初めて会場で見たときは、ドキドキしましたもちろんそれは、映像でも会場の興奮が伝わってきますよね。その雰囲気に引き込まれながら、夜に1人PCの前で「うお〜っつ」と仰け反ってみたり、「すんげ〜なあ。」とブツブツ独り言いったり・・・(笑)

 あの試合は、試合内容がよくなくても、結果的に「勝つ」ってことが、本当に強いチームだと改めて感じました。

 いよいよ、チャンピオンズリーグのファイナルが4日に迫りましたね。日本時間で深夜2時のスタートなので、ライヴで見たいけど・・・翌日は高校生の大会の審判をしなければならないので、厳しそうです

 

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