October 02, 2008

レフェリーはつらいよ

 今日はマニアックな話題。9月24日にIHFから「IHFレフェリーリスト2008−2009」が発表された。47の国から71ペアがリスト入りし、日本からは2ペア。ちなみに、IHFの公式サイトを見ると、英語表記では「ペア(pair)」じゃなくて「カップル(couple)」っていう表現になっている。厳密な言葉の意味やその違いまではわからないけど、日本でカップルというと「男女」のイメージが強いから、ちょっと違和感を感じるのは自分だけ?ドイツ語では「ゲシュパンネ(Gespanne)」になってる。
 
 併せて2009年世界選手権を吹く、16ペアも発表され、ドイツからはオリンピックの男子決勝を裁いたレンメ/ウルリッヒがエントリー。アジアからは昨年の北京予選豊田大会で日本対クウェートを吹いたイランのカラバスチ/コラドウザン。

 日本では、審判が表だって話題になることってあまりないよなあ。

 インターネット、テレビ、新聞などなど、単純にスコアだけの掲載をのぞいてどのスポーツもそうだけど、試合の結果とともに誰が「審判」だったかって、ほとんど扱われない。新聞に大きく取り上げられる野球やサッカーなんかでさえ、日時、場所、観客数に加えて、その試合での選手の様々なデータ、スタッツみたいなものが掲載されたりするけど、「誰がジャッジしたか」って掲載されない。
 
 きっと、日本人のスポーツに対する考え方なんだろうけど、どんなに素晴らしい選手が集まり、素晴らしいスタジアムで、何万人の観衆が見に来ても、審判がいなかったら試合は始まらないし、当然成立しない。場所があって、選手たちがいて、審判がいて試合が成立する。
 勝敗を決するのは選手たちのパフォーマンスが一番なのはもちろんだけど、審判が下すジャッジが勝敗を決する、そんな大切な役割を担っている割には、「扱い」や「地位」は低くすぎないかって気がする。妙に「裏方役」扱いなんだよな〜。
 
 例えばドイツ協会のサイトを見ていると、写真入りで「審判の話題」がけっこう掲載される。今回の世界選手権に関する記事もそうだけど、その他にも審判を引退するときには、そのことが話題になったり、どの大会に誰が派遣されるって記事が頻繁に出る。
 その他にも各クラブのホームページには、試合の結果や誰が何点入れたのかっていう結果が掲載されていたりするけど(日本でスコアシートのようなものではなく)、どの情報にも「誰がジャッジしたか」は必ずと言っていいほど載っている。

 ドイツ語では「審判」は「schiedsrichter(シーズリヒター)」。長いから、話すときは「schiri(シリ)」って言うことが多い。

 →例えば
Bördelandhalle Magdeburg (Zuschauer: 4465)
Schiedsrichter: Ralf Damian, Frank Wenz
 
てっところなんだけど、
ベルデラントハレ マグデブルグ(観衆:4465)
審判:ラルフ・ダミアン、フランク・ヴェンツ
ってな具合に。誰が審判したかっていうことを知りたい、っていう人も多いんだろうけど、それ以前に「審判がいて試合が成り立っている。」ってことを表しているように思う。

 何でこんなにムキになって書いているかというと、やはりこの間のヴェッツラー対フレンスブルグの試合を見て、改めて審判の役目は重要だと感じたし、何より大変な役割を担ってるって思ったからだ。
 レフェリーの「ジャッジ」に観衆や選手、ベンチは常に「反応」する。フリースローをジャッジしたって、一方のベンチは「チャージングだろう!!」とキレまくり、もう一方のベンチは「ライン内防御じゃないか!!!7Mだろ!!」とキレまくる。ブンデスリーガの審判なんて、選手やベンチに加えて何千人もの人に、「おまえのジャッジはおかしい!」っていうメッセージを送られることなんか日常茶飯事。おまけに、この間の試合なんか、選手にドつかれ、逃げまどう始末。

 精神安定剤と抗うつ剤、何錠飲んでも足りないよなあ

 土曜日からは、北海道学生リーグの審判。心の病にかからないようにしないと
 

wunderbar_handball at 22:59│Comments(0)TrackBack(0)レフェリー 

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