January 21, 2010

世界のハンドボールを探し求めて2009〜その3〜

12月27日(日)。

 依然、携帯電話の充電ができないままのワタクシ。当然、メールもできない。さすがに音信不通は、心配するかと思い、電話番号憶えてる2件に部屋から電話。普段の生活が、携帯電話にどれだけ依存しているかが改めて感じられる数日間。友人の電話番号なんか、携帯電話の電話帳が記憶してくれているから、自分が憶えていなくてもいいわけだし・・・。今日の夜、ベルリンのホテルで落ちあうことになっている、S氏とは連絡が取れないまま。ま、何とかなるだろう・・・・。



 ウエスティン・ライプチヒの朝食会場には、日本人の観光ツアー客がけっこういた。このホテルで会う日本人は、おばちゃん方が多くて、文化の街であるライプチヒに、年末ベートーヴェンの「第九」を聞きに来たり、もしくは歌いに来る人たちがいるようだ。

 今日の出発は、ちょっと早め。予定では、朝早く7時50分のICEに乗ってベルリンに向かい、ホテルに荷物を預ける。そして、11時20分頃のベルリン中央駅からハンブルクに向けて出発。13時頃に到着し、そこから電車に乗り換え、13時40分頃に試合会場、カラーラインアレナに到着する予定、だった・・・・



 ライプチヒ駅に到着し、駅のホームでICEを待つ。すると、突然ベルリン行きのこのICEについて放送が流れている・・・。人の足が、乗り場の方向から逆の方向へ。あら?何かおかしい・・・


 そのうち、乗り場の表示がパタパタと回り始め、キャンセルに!えっ!マジ!!どうやってベルリンに行くんだよ〜。次の各駅停車で行ったら、11時20分のICEに間に合うかどうか・・・。でも、ベルリンに最短で行くには、その各駅停車に乗り、尚かつ一度どこかで乗り換えなければならない。どこで乗り換えるんだろう・・・

 駅員さんに聞いてみたら「○×%$#ルードヴィッヒ・バーンホフ」って前半が何て言ってるか聞き取れない・・・まあでも、まずはこれに乗るしかないんだから・・・と思って飛び乗ってみる。


 どのタイミングで乗り換えるんだろう・・・と思いながら、だれも乗っていない一等車に座っていると、一人30代後半くらいのドイツ人女性が入ってきた。その後のドイツ人女性と車掌さんの会話を聞いていると、その女性もベルリンからハンブルグに行くようだった。「よしっ、乗り換えは、この人について行けば間違いない!」と思いつつも、どこの駅で乗り換えるのかはっきりわからず不安なまま、1時間半ほど乗っていた。と、車内放送で次の駅が「○×%$#ルードヴィッヒ」っていったのが分かった。その女性も動き出したので間違いない、と思ったら、結局その駅がその電車の終点だった。ベルリン行きのICEに乗れなかった客が大勢、小さな駅で乗り換え、ホームを渡る。


 何とかベルリンには到着できる・・・という安堵感と予定通りハンブルグ行きに乗れるかなあ・・・っていうドキドキが心の中で入り混じりながら、ベルリン行きのICに乗り込もうとしたとき・・・重そうな荷物を背負いながら、手にもバッグを持った男性が「こ、これベルリン行きだよね!?」って、かなり落ち着かない感じで話しかけてきた。あまりにあたりをキョロキョロしながら話しかけてくるから、なんだか急に「これベルリン行きだよなあ〜。」と不安になり、再度確認。間違いなくベルリン行きで、1等車両に乗り込む。するとその男性が近くに座って、笑顔で「どこから来たの?」と訊いてきた。

「日本だよ。」

「Japan?ドイツに来る前、俺、日本の九州を旅行してたんだよ〜。博多、別府・・・」

「へ〜、どちらから来てるんですか?」

「オーストラリアさ。」

「キミは日本のどこから?」

「釧路って街知ってる?」

「ん・・・」

「日本の北、北海道って知ってますか?」

「知ってる、知ってる。寒いところだろ。札幌、知ってるよ。スキーするところでしょ。(スキーのジェスチャー付き)。」

「そうそう。釧路は、その札幌の近くだよ。」

って、実際は300キロも離れてるから、全然近くないけれど、同じ北海道だから近いってことにしておいた。



 いよいよ、ベルリン中央駅に到着。時間は10時40分。

 ここからホテルに行き、荷物を置いて11時18分までに駅に戻らなければならない。でもホテルは中央駅からけっこう離れている。この中央駅がワールドカップ開催のために全面新築されている間にベルリンの中心駅だったベルリン・ツォーロギッシャーガルテン駅(ツォー駅)付近のホテルのため、中央駅から電車に乗り換えて何駅かだ。それじゃ、とてもじゃないが間に合わない。こうなったらタクシーだ。

 急いでタクシー乗り場へ。タクシーに乗り込み、ホテルへ向かう。タクシーの運転手さんは、英語が通じない場合もあるので、最初からドイツ語で行き先なんかを伝えるんだけど、ホテルでチェックインしている間、ホテルの前で待っててもらって、そしてすぐ駅に戻ることをドイツ語で話して、ちゃんと伝わるかなあ〜と思いながら、難しい顔して無言のまま運転するおじさんをどう攻略しようか考えていた。

 ホテルに到着して、チップちょっと多めに料金を支払い、「チェックインしてすぐに、また駅に戻らなきゃならないから、ここで待っていて欲しい。」と伝えると、意外とすんなり伝わって、「何分待つ?」って訊いてきた。「5分くらいだ。」と伝えると、「いいぞ。待ってるから。」と笑顔で言ってくれた。タクシーから荷物を下ろし歩き出すと、「10分でもOKだぞ!」とも。まずは、第1ステージクリア〜。

 ホテルでチェックイン。急いでいることを伝え、部屋まで行く時間がないから荷物を預かってくれないか訊くと、荷物は部屋まで運んでおいてくれる、とのこと。ラッキー・・・助かった。この調子でいけばギリギリ間に合いそうだ。5分かからずチェックイン及び荷物を預ける作業完了。第2ステージクリア・・・。

 そして、急いでタクシーに乗り込む。


「駅まで、お願いします。」と伝えると、来るときのタクシーの運転手さんとは別人のように話し出した。それも、英語で。合わせて、そこからミニドイツ語講座の開講。

「もう少し行くと、インドのBotschaftがあるよ。」
「ぼ〜、ぼ〜と?」
「Botschaft(ボーテゥシャフト)は英語でEmbassyだ。アンバッサドール、アンバッサドール!」
「OK,OK。大使館ね。ぼ〜、ぼ〜?」
「Botschaft!」
「Botschaft・・・」
「Good!」


 インド大使館を通り過ぎ、しばらく行くと日本大使館もあった。


「You speak German,not English.Why not?(おめぇさんは、ドイツ語話してるけど〜、英語じゃないが、どうしてさ?)」
「Ich moechte Deutsch im Deutschland sprechen.(ドイツではドイツ語で話したくて・・・)」
「Oh,You are a gentleman.(お〜、おまえさんはジェントルマンだな。)」


 日本人同士で、紳士だ何て言うことはそうないし、当然言われることもない。このドイツで、ジェントルマンだ何て言われるなんて思ってもみなかったから、お世辞と分かっていてもけっこう心地いい感じ・・・

 な〜んて思っていても、実は今、分単位での時間との戦い中。時計が気になるし、信号待ちがとても長く感じる。

「Where will you go?(これからどこいくの?)」
「Ich fahre Hamburg.(ハンブルグ、行きます。)」
「Ich fahre nach Hamburg.(ハンブルグいきます、ね。)」
「Ich fahre nach Hamburg.」


 ベルリン中央駅に近づいてきた。残り5分くらい。ホントなら気の利いた一言でも言って別れたいところだけど、そんな余裕もなく、簡単にお礼を言って、少し多めに料金を支払い急いでタクシーを降りる。


 ベルリン中央駅は、大きな駅で乗り場がいっぱい。出発の掲示板を見て、とにかくダッシュ。時間があれば、難しくない駅の表示も焦っているから、ややこしく見える。

 あっちだ!猛ダッシュでホームにおりICEの扉を開けるためのボタンを押す。以前に扉を開けるボタンを連打して押しても、扉が開かずにそのまま乗り遅れた苦い思い出があるだけに、押す瞬間はちょっと祈るような気持ち。でも、すんなり開いてくれた。時計を見ると出発2分前。いや〜助かった・・・。何とか予定通りにハンブルグに到着しそうだ・・・・


 



wunderbar_handball at 23:59│Comments(1)TrackBack(0)世界のハンドボールを探し求めて | ブンデスリーガ

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この記事へのコメント

1. Posted by yuki   January 23, 2010 22:54
こちらから、あけましておめでとうございます。

旅行記、楽しく読ませていただいています。
ライプチィヒもベルリンもハンブルクも全部使ったことが
ある駅なので目に浮かびますよ!駅からの移動が結構大変
なのですよね…。私は隣のAOLスタジアムで開催していた
サッカーの試合と重なってカラーラインから脱出できずに
電車に乗り遅れたことがあります…。
 
続き、楽しみに待っていますね。

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